妊婦の歯周病は早産や低体重児出産のリスクが7倍というのは今や常識になってきました。妊娠中はホルモンのバランスが変わり妊娠性歯肉炎が起こりやすくなるなど特有の症状も出てきます。今回は妊婦の歯科治療の時期についての研究です。

Treat during first trimester of pregnancy

妊娠初期の治療

妊娠性歯肉炎はプラークレベルにかかわらず妊娠中期の35~100%報告されている。エストロゲンとプロゲステロンが増加し歯肉炎と反応しているのかもしれない。歯周疾患は加齢にともない見られるので、歯周疾患はより高齢の妊婦に見られるのかもしれない。歯周疾患は早産や低体重児のリスクファクターと言われているが通常妊娠の間にどの時点でも歯肉縁下の細菌が循環しているという研究はない。
スイスのベルン大学の研究者は20人の女性グループの通常妊娠の間の37種類の歯肉縁下の細菌の自然の変化をモニターしました。女性たちは妊娠の間、歯科治療は受けませんでした。妊娠12週、28週、36週と産後4~6週の時期にすべての第一大臼歯の中央から細菌のサンプルを採取しました。来院の度に口腔内全体のプロービングと出血のスコアを調べました。
12週目と出産後の両方で、2.5%が4mm以上を記録しました。通常妊娠をしている健康な女性ではプロービング値は変わらなかった。歯周疾患を連想させる細菌はこの研究の間変わらなかったが細菌層のパターンからは、妊娠12週、28週の間は組織は感染に対してより感受性が高まるかもしれないと連想される。バイオフィルムの初期形成に関係する細菌はプロービング時に出血する部分に見つかった。これらの事柄は歯周疾患の治療は女性が妊娠を知るやいなや行うべきであると言っています。

臨床的意義

歯周組織の健康を確立し歯周組織のコンディションに関連するかもしれない妊娠の合併症のリスクを減らすために妊娠の最初の3ヶ月の間に歯周治療を計画すべきである。

Adriaens,L.,Alessandri,R.,Sporri,S.,Lang,N.,Persson,G.:Does Pregnancy Have an Impact on the Subgingival Microbiota?J Perio 80;72-81,2009