豊中市蛍池の歯医者さん、いけだ歯科の池田拓司です。先日ホワイトニングセミナーを受講してきました。

ここ数年「ポリリン酸」を使ったホワイトニングが注目されています。元々「ポリリン酸」はホワイトニングのために開発されたものではありません。世界レベルの研究ですが日本では旭川医科大学の先生が研究されています。

「ポリリン酸」読んで字のごとくリン酸が連なった構造を言います。この「ポリリン酸」の長さと濃度によっていろんな効果を発揮することがわかりました。ある長さとある濃度で使用した場合は創傷治癒(傷の治り)に劇的な効果を発揮します。ある長さとある濃度で使用した場合は骨再生に効果を発揮します。他にも、頭皮の発毛促進や歯質の強化や歯のステイン(着色)除去などいろんな効果を発揮します。ここで注意ですが、適材適所がありますのでただ「ポリリン酸」が配合されているだけではまったく効果を発揮しません。ここではある長さとある濃度の「ポリリン酸」のみを抽出することがポイントになりますの「分割ポリリン酸」と呼んでいます。もちろんリンは生体にありますので副作用はまったくありません。

歯への応用ですが、歯の主成分はハイドロキシアパタイトCa10(PO4)6(OH)2から構成されています。歯に対して「分割ポリリン酸」を適応することでより結晶構造が強化されることがわかりました。そうした研究をしているうちに歯が白くなってきたことに気づきました。虫歯予防のためにされていた結果歯の着色も消え歯そのものも白くなった一石二鳥という結果が生じたわけです。実はホワイトニング材は過酸化水素という酸を適応しホワイトニング材を浸透させるため歯がしみる「知覚過敏」という症状が出ます。もちろん唾液中のカルシウムによって再石灰化が起きるわけですが一時的な歯への負担がないとは言えません。「分割ポリリン酸」は歯を強化する働きがあるわけですので知覚過敏の頻度はかなり抑えられるようになりました。かつ虫歯予防も期待できるわけです。

今後の研究が非常に楽しみな素材です。