歯と認知の関係
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2024.08.01 一覧

こんにちは。豊中(蛍池)の歯医者さん
小児歯科(子供)、妊産婦歯科健診も受診可能な【いけだ歯科】です。

上顎の奥歯の欠損によって、痴呆のリスクが高くなるという研究があります。
マウスの①上顎奥歯を抜歯、②下顎奥歯を抜歯、③上下顎奥歯を抜歯、④抜歯しない
の4群に分けた後、学習・記憶能力を調べるため、行動を観察したものです。
その結果は、
上顎を抜歯されたマウスでは、抜歯しないマウスに比べて約12倍も多く間違えた。上下顎奥歯を抜歯されたマウスでは約7倍、下顎奥歯抜歯のマウスでは約2倍だった。
抜歯部位とエサ場を間違えた回数の間には何か関係があるのでしょうね。

そのマウスを解剖して、脳の神経細胞を調べたところ、抜歯しないマウスと比べ、下顎奥歯を抜歯されたマウスでは脳の細胞数が10%台減少したのに対し、上顎奥歯は40%、また上下顎では約20%減少した。このことから、上顎奥歯を抜歯した場合が、最も脳の神経細胞が減少したことがわかる。
では、どうして下顎ではなく上顎の歯を失うと痴呆のリスクが増すのでしょうか?
奥歯でせんべいを噛んでみましょう。咬んだ時、上顎骨と下顎骨どちらが響くような気がするでしょうか?
上顎の方が衝撃は強いと思いませんか?おそらく、脳は、我々が噛む音を骨伝導で聞いていると推測される。
歯の健康は認知症とも大いに関係がありそうですね。

いけだ歯科
歯科 小児歯科(子供)歯科健診
豊中市蛍池東町2-3-2 1階
06-6852-1010
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