おしゃぶり 最終章
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2025.06.20 一覧

こんにちは。豊中(蛍池)の歯医者さん
小児歯科(子供)、妊産婦歯科健診も受診可能な【いけだ歯科】です。

最後に指しゃぶりの話に戻ります。

乳幼児歯科健診で、数組の母子を同時に指導していると、話を聞いてくれない保護者達がいます。それはどんな場合でしょうか?う蝕予防に関心が薄い方を除いたら、子どもが泣くので、そちらに気を取られるケースや、子どもが走り回るので心配されるケースもあります。それでは、最もおとなしく聞いてくれるケースはどうでしょうか?子どもが眠っていたり、指しゃぶりをしているケースです。その方が、指導する方も楽です。きっと、指しゃぶりすることで、子どもは内的世界に入っているのでしょう。一方、走り回っているのは、外向的な性格の子ども達なのでしょう。そう考えると、指しゃぶりをしているのは内向的な子ども達が多いことが考えられます。
「おしゃぶり」は指しゃぶりと似たところがあります。「おしゃぶり」を英語でPacifierと書きますが、この単語には「静かにさせる」の意味がある。子どもを「おとなしくさせる」ために安易に「おしゃぶり」を利用することは控えたいものです。「おしゃぶり」が母子間のコミュニケーションを妨げてはならないです。もともと口呼吸をしていない子ども達に、無理におしゃぶりを使わせる必要もありません。ケースを選ぶことが重要です。鼻は呼吸をする場所として進化してきたのですから、鼻と口の役割を明確にしておく必要があります。そして口唇を閉鎖する訓練は、摂食訓練のみならず、肺炎予防にもつながります。

いけだ歯科
歯科 小児歯科(子供)歯科健診
豊中市蛍池東町2-3-2 1階
06-6852-1010
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