むし歯は痛い?
トップ
2024.09.26 一覧

こんにちは! 豊中市蛍池にございます「いけだ歯科」でございます。
歯医者へ行く理由に「自分の歯にむし歯があるから」というのが最も多いかと思います。
当院でも歯が黒くなっている、穴が開いている、痛みが出ている等、様々な理由でご来院されます。
今回はそんなむし歯に関してのお話です。

むし歯と言えば、一番に思い浮かぶのは歯に穴が空いて痛みが出て……とイメージされる方が大半ですよね。
実はむし歯の痛みというのは、かなり進行してから、もしくは痛み自体がでない場合があるというのはご存知でしょうか。
よく「むし歯だけど痛みはないからそのままにしている」という方がいらっしゃいます。しかしそれはNG行為なのです。
むし歯は放置していても治りません。悪化することはあっても、初期むし歯でもない限り自然に完治することはないのです。

また痛みはないけど歯医者に行った方がいいのか、と迷う方もいらっしゃると思います。
そういった場合は下記のケースを参考に、かかりつけの歯科へご相談ください。

・穴が空いているのに痛くない場合
歯に穴が空いているのにしみない、もしくは痛みがないケースがあります。
そういった場合、神経がむし歯によって死んでしまっていることがあります。
もちろん治療の結果、神経を残せるケースもありますが、見た目にも大きな穴が空いているのに痛みがないのは既に神経が死んでしまっていることが多く、放置していると顎の骨にばい菌が入って歯茎が腫れたり、顎が痛くなったりします。

治療法としては、回数がかかりますが神経の治療を受けることで改善されます。
ただしむし歯によって健康な歯が残らないケースもありますので、その場合は抜歯になります。そうならないためにも、できるだけ早めに診てもらいましょう。

・歯の中が黒く透けている場合
健康な歯は白く透明感があります。しかしむし歯によって侵されてしまった歯は、黒く透けることがあります。
そういった場合は、歯の中でむし歯が広がっている可能性が高いです。
歯の表面はとても硬いエナメル質に覆われています。そのエナメル質がむし歯菌によって一部が溶かされてしまうと、今度はその中にある象牙質まで溶かしてしまいます。
この象牙質はエナメル質よりも柔らかい為、中でむし歯が広がってしまいエナメル質だけが残って黒く見えるのです。

実際の見た目よりもむし歯が大きく広がっていることが多いので、たとえ痛みがなくとも早めに治療を受けることをオススメします。

・歯の根っこだけになってしまった場合
むし歯がどんどん進行していくと、最終的には健康な歯がなくなってしまい、根っこの部分だけが残ることがあります。
こうなってしまうと、既に神経が死んでしまっていることが大半で、むし歯による痛みは出ません。
しかし残った歯はむし歯に侵されているためばい菌の温床となってしまい、腫れてしまったり口臭の原因となってしまうことも。
また歯の根っこに膿が溜まって内部の圧が高まり、強い痛みが出ることもあります。

治療法としては、根っこの部分を抜歯することで原因を取り除くことが可能です。
抜歯後の治療法は、抜歯した歯の場所や状況によって異なりますのでご相談ください。

・詰め物が取れてしまい放置している場合
治療してもらった歯の詰め物を外れたまま放置していると、象牙質がむき出しの状態になってしまいます。
たとえ痛みがなくてもそのままの状態で治療せずにいると、むし歯の進行が早くなります。

詰め物が取れてしまった場合は、痛みのあるなしに関わらず早めの治療をオススメします。
早めに治療することによって神経を残して治すことが可能です。

・最後に例外としてそのままにしてもいいむし歯があります。
それは歯科で定期健診を受けていて、しっかりと管理されているむし歯です。
初期のむし歯だったり、歯みがきのしやすい場所によっては予防でむし歯の進行を止めることができます。
そういった場合、定期健診の度にむし歯の進行具合や広がり具合をしっかりと監視しているので、治療が必要と判断されてからでも治療が間に合います。

このように痛みがないからといってむし歯を放置しても何も良いことがないので、大きな痛みへとつながる前にできるだけ早めに受診しましょう!

いけだ歯科
歯科 小児歯科(子供)歯科健診
豊中市蛍池東町2-3-2 1階
06-6852-1010
ikeda-dental-office.com