タバコ①
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2024.08.29 一覧

こんにちは。豊中(蛍池)の歯医者さん
小児歯科(子供)、妊産婦歯科健診も受診可能な【いけだ歯科】です。

今回はタバコについてのお話です。
タバコに含まれるニコチンには、末梢の血管の収縮作用があるため、歯肉の血液量が低下し歯周病が治らないのです。タバコを吸う患者さんは、歯周治療をしても思ったように治らないから、「喫煙できればもっと上手な歯科医にかかって下さい」と患者さんに言う歯科医もいます。それに、歯肉の着色などの問題もあります。
インドでは、噛みタバコのせいで最も多いガンは舌ガンです。タバコの煙の成分は、ガスが92%、粒子が8%で、粒子の大きさは、0.2~0.5/1000mm(0.2~0.5μm)くらいです。この粒子の集合体がヤニで、ここから水分とニコチンを除いたものがタールだ。タールには発がん物質が多く含まれています。一方、ガスには一酸化炭素やアンモニアをはじめとするホルムアルデヒド、それに猛毒のダイオキシンなども含まれている。粒子は、タバコのフィルターや、空気清浄機で一部吸着されるが、ガスまでは除去できない。仮に粒子を100%除去できたとしても、有害物質全体の約3%にしか当たらないのです。
それなら、ニコチンやタールの少ないタバコはどうでしょうか?ところが、軽いタバコの方が、かえって悪いともいわれている。タバコは、肺ガン、中でも肺の入り口(肺門)にできる扁平上皮癌と関係が深い。ところが、軽いタバコでは、肺の奥にできる腺がんが増える。それは、軽いタバコの方が奥まで吸い込むためです。肺ガンは、放射線や抗がん剤が効きにくく、転移もしやすい。当然、予後も悪いというわけです。

いけだ歯科
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