ドライマウスについて
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2024.08.08 一覧

こんにちは! 豊中市蛍池にございます「いけだ歯科」でございます。

今回は口腔乾燥症、いわゆるドライマウスについてのお話です。
お口の乾燥と聞くと、喉が渇いたり食べ物が飲み込みにくかったり味がおかしく感じられたりといった症状が代表的です。
原因も加齢や偏食、ストレスや喫煙、薬の副作用など様々な要因があります。

当院でもよく口腔内の乾燥で悩まれている方をお見掛けしますが、一番多いのはお薬による副作用です。
特にご年配の方は、高血圧や糖尿病、骨粗しょう症などでお薬を服用されている方が多く、一部の患者様にドライマウスの症状をご相談されることがあります。
ほとんどの場合、お薬を中止すれば回復しますが、まれに回復しないケースもあります。
また患者様によってはお薬を止めることができないケースもある為、その場合はこまめな水分摂取やトローチ、お口のトレーニングなどを指導し対処頂くことがあります。

その一方でお口の乾燥と聞いてもあまり深刻に捉えない方もいらっしゃいます。
実はお口の中で分泌される唾液には、体を健康に保つ様々な良い効果があると言われてます。
例えば口の中に残った食べかすを洗い流す自浄作用であったり、細菌が増えるのを防ぐ抗菌・免疫作用、歯の再石灰化など健康に必要不可欠な働きがあるのです。
逆に唾液の分泌が減ると、口臭やう蝕(むし歯)歯周病など口腔疾患に繋がるリスクも非常に高くなります。
その他にも義歯(入れ歯)はお口の中の唾液を利用しくっ付いているので、乾燥していると引っ付きが悪くなり外れやすくなったり、擦れて痛みが出たりと義歯のフィットにも大きな影響が出てしまうのです。

そして無意識に行っていることが多い、口呼吸もお口の乾燥に直結します。
起きている時はできるだけお口を閉じるようにし、鼻呼吸をするよう意識ましょう。
また就寝時にどうしてもお口が開いてしまい、翌日乾燥してしまう場合は専用のマウステープなどもございますのでご自身にあった方法で乾燥を防ぎましょう。

たかが乾燥されど乾燥。お口の乾燥にはご用心!

いけだ歯科
歯科 小児歯科(子供)歯科健診
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