フッ素塗布は幼い子供の虫歯を抑制する
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2015.06.05 一覧

こんにちは。豊中(蛍池)の歯医者さん
小児歯科(子供)、妊産婦歯科健診も受診可能な【いけだ歯科】です。

フッ素塗布は何歳からすればいいの?とよく質問を受けます。今回の研究から歯が萌出し始めたらすぐにでもフッ素塗布すれば効果があることが確認されました。

フッ素塗布は幼い子供の虫歯を抑制する。

Fluoride varnish prevents early childhood caries

就学前の子供の虫歯の罹患率は14%と報告されている。低所得世帯の間ではより高く、アジアで44%、ラテンで39%と記録されています。幼い子供の虫歯は公衆衛生の問題であり、時々病院で局所麻酔を必要とすることもある。
フッ素塗布はエナメル質の再石灰化、白濁の回復、虫歯の予防という効果的な手段である。ほとんどすべての研究は、就学児の永久歯に制限されていた。サンフランシスコのカリフォルニア大学の研究者は生え変わる歯にフッ素塗布の効果を評価する研究を計画した。
前歯が萌出し虫歯のない子供がサンフランシスコの2つの公衆衛生センターでこの研究に登録されている。平均年齢1.8歳(6~44ヶ月)。これらのセンターは、本来低所得世帯、スペイン系と中国系の人たちに奉仕しています。この研究は384人の参加者で始まり、2年間の研究で全員完成するとは予期していなかった。被験者は無作為に3つのグループ(フッ素塗布をしないグループ、1年に1回フッ素塗布を行うグループ、1年に2回フッ素塗布を行うグループ)に割り当てられました。コンサルティングとすべての子供の保護者に口腔衛生指導をしました。アメリカ小児歯科学会からのガイドラインによると試験を受けた子供たちも口腔内の健康のコンサルティングを受けなければいけない。
これらの結果は、コンサルティングと教育のみ以上にフッ素塗布の利益を示しました。フッ素塗布を受けていないグループでは、虫歯になった歯面 / そうでない歯面 の割合は1.6、初期虫歯になった歯面では2.7でした。フッ素塗布を3~4回受けたグループは0.1と0.6でした。試験に戻ってきた子供たちは、コンサルティングのみのグループで42人、2回フッ素塗布したグループで23人、4回フッ素塗布したグループで14人のうちから診断しました。

臨床的意義

虫歯のハイリスクである子供には歯が萌出するやいなやフッ素塗布をしなさい。

参考文献 Weintraub,J.,Ramos-Gomez,Shain,B.,Hoover,C.,Featherstone,J.,Gansky,S.:Fluoride Varnish Efficacy in Preventing Early Childhood Caries.J Dent Research 85:172-176,2006

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