こんにちは。豊中(蛍池)の歯医者さん
小児歯科(子供)、妊産婦歯科検診も受診可能な【いけだ歯科】です。
体の中で最後まで動く筋肉はどこでしょうか?
解剖学で有名な北里大学(元東京大学)の養老孟司教授はこう述べています。
改めて、人の体の中で最後まで自分の意思で動く筋肉はどこでしょうか?
心臓は、自分の意思とは無関係ですから違いますね。
ここで、身体に障害の持たれている方の診療では、患者さんからのサインを読み取ることが大切です。
普段は「痛ければ手を上げてください。」と言っておくと、手が上がれば治療は中断します。
痛みのサインを決めておくことは大切ですから、脳性マヒの方で手指が不自由な方は「痛ければ目を閉じて!」などと言ってサインを決めておきます。
また筋ジストロフィーの方は下半身から動かなくなるが、口腔周囲は最後まで動く、そこで舌でサインを決めることもあります。舌を出したら中断します。
胎児では、胎生8週で口腔周囲を刺激すると反応を示し、12週で口唇を閉じる反応が認められ、14週で舌の動きが確認されている。口腔機能のように早期に獲得した機能は、最後まで維持される。
つまり口腔周囲は最後の段階になっても動くということになります。
内臓の筋肉は、腸の運動のように自分の意思とは無関係に動く不随意筋です。一方、骨格筋は、随意運動を行うことが出来る。
またALS(筋萎縮性側索硬化症)の末期の方には肛門に指を当て、肛門括約筋の動きでイエス・ノーを聞き分けることができることもあります。
養老先生は、口腔周囲や肛門部は、両者の筋肉が混在するので最後まで自分の意思によって動くと述べておられます。
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