こんにちは! 豊中市蛍池にございます、いけだ歯科でございます。
今回は失った歯を補う「義歯(入れ歯)」についてのお話です。
義歯は当院でも非常に多くの患者様が使用されており、ご依頼があれば製作や調整(メンテナンス)などの対応しております。
とても馴染みの深い義歯ですが、意外と正しい取り扱い方を知らなかったり、トレーニング方法を間違えていたりする患者様が多く見受けられます。
特に多いのが「数日前に入れ歯を作ったけど、全然ごはんが食べれない」といった会話です。
当然ですが、義歯を作ったらごはんを美味しく食べたいですよね。当院でもできるだけ快適にお食事頂けるよう製作時に様々な調整を行い完成させていますが、お口の中は非常に繊細で、ほんの僅かなズレが違和感や痛みとなってしまうのです。
痛みに関してはご相談頂ければ、可能な限り調整させていただきます。しかし違和感に関しましては、ある程度の訓練や慣れが必要となってきます。
ここで先ほどの「ごはんが食べれない」という会話を思い出しながら読んでください。
義歯は義手や義足と同じように、装着した日から日常生活で使用できるまで長い時間がかかります。
例えば義足を装着したその日にすぐ走り出せるという人はまずいませんよね。
義歯も同じです。装着したその日のうちに、普段と同じ食事はほぼできません。
まずは義歯の付け外しの練習から始まり、少しずつ装着時間を長くしてお口に義歯を慣らしていきます。
その間、合わない箇所があれば歯科で調整を受けつつ、ようやく食事の訓練へと移ります。
しかしいきなり硬いものや繊維質なものは、食べれません。まずは柔らかいお豆腐などといった噛む動作の少ない食べ物から始めます。
そうして少しずつ慣れた後に、ようやく普段に近いお食事を摂ることができるようになるのです。
ここまでで大体ですが、半年から一年ほどかかります。
義歯も義手と義足と同じものだとご理解いただけたかと思います。
義手や義足を扱うのにリハビリが必要なように、義歯もリハビリが必要です。
今まさに義歯で苦戦中の方は、ごはんが食べれないとすぐには諦めずにぜひ長い目で見ていただいて、訓練を頑張ってみてください!
もしその最中にお痛みなどがあった場合、歯科では全力でサポート致しますのでお気軽にご相談くださいね。
いけだ歯科
歯科 小児歯科(子供)歯科健診
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