こんにちは。豊中(蛍池)の歯医者さん
小児歯科(子供)、妊産婦歯科健診も受診可能な【いけだ歯科】です。
口臭情報(1993年)
口臭は、生活習慣、全身状態あるいは局所的要因の結果かもしれませんが、それ自体が明確な病気の存在ではありません。
口臭がある患者に加えて口臭があると錯覚した心理的問題を抱えている人もいます。
朝の口臭は、夜間の唾液の流れの減少と食べカスと剥がれた上皮細胞を除去するために必要な頬と舌の動きの減少から起こります。
唾液量が停滞することで有機残渣の急速な分解に寄与し特徴的な朝の口臭を生み出します。
ブラッシングもしくは朝食を摂ることで、この口臭はいつも解消されます。
たまねぎ、ガーリック、コーヒーのような食品は口臭が残る傾向があります。
いくつかの食品には、腸から吸収されて肺から排出される揮発性化合物が含まれます。
喫煙も口臭の原因になります。
口腔衛生状態の不良、食べカスの残留、重度の虫歯、慢性歯周病、舌苔、凸凹した舌または亀裂のある舌、ANUG、排膿路のある歯周病、歯冠周囲炎、ドライソケットおよび抜歯後出血などの局所的要因はすべて口臭の原因となります。
後鼻漏、扁桃疾患、悪性新生物、鼻腔内の異物を伴う慢性副鼻腔炎も口臭の原因となる可能性があります。
食道は通常、潰れた管であり胃との接続が遮断されているため胃や腸の問題を口臭と結びつける根拠はほとんどありません。
しかしながら、ゲップの際には胃から臭いが逃げてしまいます。
口臭は、向精神薬、性病の薬、アルコール中毒治療薬および一部の狭心症治療薬などの薬剤によって引き起こされることもあります。
口腔乾燥症を引き起こす薬剤は間接的に口臭を引き起こします。
口臭の治療は、局所的因子の除去、舌からの歯垢の除去に重点をおいた口腔衛生指導、唾液の流れを刺激するための砂糖無配合のガムの咀嚼があります。
うがい薬は、不快な臭いを一時的に隠し、玉ねぎやニンニクを含む食事の後に役立ちます。
口臭の全身的な原因が疑われる場合は、医療機関へ紹介します。
口臭は検出できないが自分には口臭があると信じている患者の治療は最も困難です。精神的カウンセリングが必要ですがほとんど受け入れられることはありません。
参考文献
Young,K.,Oxtoby,A.,Fiedl,:Halitosis:A Review.Dental Update(United Kingdom)page 57,March,1993
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