舌苔と口臭と歯周病
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2024.04.18 一覧

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舌苔と口臭と歯周病

Tongue coating, bad breath, and periodontal disease

臨床歯周病学の定期雑誌のゲスト論説でメルローゼンバーグ博士にこれら3つはどのように関連しているか尋ねました。ローゼンバーグ博士は口臭の専門家であり、このテーマに関する研究を発表しています。彼は国際口臭研究協会の創設メンバーであり、現在会長を務めています。
口臭は主に口腔の問題であり、世界中で何百万人もの人々にとって厄介で恥ずかしいものです。それは医学的および歯科的疾患の危険信号である可能性がありますが、研究では歯周病と口臭の関係についてはまだ結論が出ていません。様々な研究の間で報告された差異について最も可能性の高い説明は、口臭における舌の影響です。グラップ博士は1930年に口臭と舌苔の関係を報告しました。Tonzetich博士とその研究者らは、歯周組織よりも舌の口臭への影響が大きいことも報告しました。
舌の表面の大きさと空気への暴露により、口臭は歯周病に関連するため、測定が複雑になります。
歯周ポケットは舌の表面に比べて比較的密閉されており、口臭への影響を軽減します。悪臭を放つ扁桃石(扁結石)についても同様の議論があり、空気にどれだけさらされているかによって口臭の原因となる場合もあれば、そうでない可場合もあります。
ある理論では、歯周病に関連する臭気は、露出した歯間プラークから発せられることが示唆されています。これは、フロスを使用する人はフロスを使用しない人に比べて口臭が大幅に少ないことを示す研究でも確認されています。おそらく、今日フロスがされていない歯間領域からの悪臭は、将来の歯周問題を予測するものであり、患者のモチベーションに役立つポイントとなります。ローゼンバーグ博士は、舌を覆う細菌が歯周病の開始と進行に何らかの役割を果たしていると理論づけています。

臨床的意義:舌を深く丁寧に掃除することが口臭を除去するためには推奨されます。舌の清掃が歯周組織の健康にどの程度影響を与えるかを判断するにさらなる研究が必要です。

参考文献

Rosenberg, M.:Bad Breath and Periodontal Disease:How Related Are They?Guest Editorial J Clin Perio 33: 29-30,2006

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