虫歯予防における唾液の重要性
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2014.08.04 一覧

唾液のおかげで我々のお口をはじめ体の健康が保たれていると言っても過言ではありません。今回は特に虫歯の抑制効果についての研究を紹介します。

The Importance of Saliva in Preventing Caries

虫歯予防における唾液の重要性

エナメル質はPH5.5で象牙質はPH6.0で脱灰する。ショ糖、小麦粉または他の発酵性糖質に3分以内さらされることでプラークPHは5.5以下に落ちます。唾液はエナメル質の脱灰を引き起こさないレベルのPHに戻す役割を果たします。唾液流量の減少はプラークPHの低下と中和されるまでにより長い時間を要します。唾液にはプラークバイオフィルム内で作られた酸を中和することの他に脱灰されたエナメル質や象牙質を再石灰化する能力がある。1966年Backer Dirks博士が8年以上観察された計72の一部白濁(初期虫歯)を持った70人の7歳児を報告しました。これらの白濁のうち、9つは空洞化に発展、26は止められて変化なし、37(半分以上)は再石灰化され臨床的にもはや検出されなかった。

砂糖と小麦粉を含む食品の増加した摂取は虫歯にとって危険ですが、食物のみに責任があるわけではありません。
刺激された唾液は、プラークのpHを上げるのに尽力します。唾液は重炭酸塩を含み長く続いた刺激唾液は濃度が増加しPHの上昇と、脱灰よりもはるかに再石灰化をもたらします。

いくつかの研究では唾液の流れを刺激しプラークPHを上昇させるために食後にシュガーレスガムを噛むことの価値を示しています。ソルビトールチューイングガムはいつもガムを噛まないグループよりいいとは限らないが0から20%虫歯を減少することが示されている。と同時にキシリトールガムは1日の錠数や頻度(1日に3つか5つか)によりますが虫歯を43から71%減少します。キシリトール配合のチューイングガムによる刺激唾液は虫歯の率を明らかに減少します。

臨床的意義

食後に出る刺激唾液は虫歯の発生を減らします。

Stookey, G.: The Effect of Saliva on Dental Caries. JADA 139: 11S-17S, 2008.