歯磨剤は象牙質知覚過敏症を悪化させてしまうかもしれない
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2024.01.25 一覧

多くの方々が悩まされている象牙質知覚過敏症。フッ素が入っていない歯磨剤で磨くのは注意が必要みたいですね。

Toothpastes May Promote Dentinal Hypersensitivity

歯磨剤は象牙質知覚過敏症を悪化させてしまうかもしれない

 日本の研究者たちは歯磨剤を使ってブラッシングするよりも歯磨剤を使わない方が象牙細管を封鎖することに効果的であることを見つけました。矯正治療のために抜歯された小臼歯から象牙質の小片を準備しそれから固定装置に固定し8週間、4人の成人被検者に装着された。各側に装着した一対の象牙質の小片を付けた固定装置は毎日ブラッシングの度に外します。ブラッシングは水平方向に動かすこととし、固定装置の片側ではフッ素が配合されていない歯磨剤でブラッシングしもう片側では水だけでブラッシングしました。4つの小片は放置され対照群として使われました。
 それらの小片はその後、透過性電子顕微鏡使って評価されました。100の象牙細管が各々のサンプルからカウントされ細管の開閉を評価しました。対照群では19%の象牙細管が封鎖されていました。歯磨剤を使ってブラッシングした小片は象牙細管の20%が封鎖されていました。かなり驚いたことに水でブラッシングした象牙細管は100%封鎖していました。
 歯磨剤を使ったブラッシングは多くの象牙細管を開き象牙質知覚過敏を誘発させるかもしれないと筆者らは推測している。他のサンプルでは歯磨剤を使わずブラッシング圧のみではおそらくペリクルと唾液のミネラルによって象牙細管が閉鎖される。フッ素は再石灰化を促進するでしょう。歯磨剤を使わないか研磨剤の配合されていないフッ素配合歯磨剤のどちらかでブラッシングすることを推奨いたします。

参考文献

Kuroiwa,M.,Kodaka,T.,Kuroiwa,M.,Abe,M.:Dentin Hypersensitivity.Occlusion of Dentinal Tubules by Brushing With and Without an Abrasive Dentifrice.J of Periodontology65:291,94