歯ブラシの交換時期①
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2014.10.08 一覧

こんにちは。豊中(蛍池)の歯医者さん
小児歯科(子供)、妊産婦歯科健診も受診可能な【いけだ歯科】です。

歯ブラシの交換時期はいつごろでしょうか?世間では歯ブラシの毛先が開いてきたらという答えが多いと思います。今回は細菌感染から見た歯ブラシの交換時期について報告します。

感染した歯ブラシ

Infected Toothbrushes

過去5年間でオクラハマ大学リチャード・グラス博士とその同僚が歯ブラシから口への感染の可能性を測定するいくつかの研究を行った。その結果はかなり衝撃的でした。
最初の研究は、新品の歯ブラシと使用済み歯ブラシの両方で病原体を測定しました。口腔感染の微生物の他に呼吸器、胃腸、心血管、腎臓の疾患に関係のある病原体を見つけました。パックングやシーリングにかかわらず細菌に汚染されたある製造業者では新品の歯ブラシの80%に見られました。感染の原因はわかりませんでした。
患者さんには歯ブラシを交換するよう言われていますが、多くは歯ブラシを触った感じとすり減るまで捨てようとしない。細菌が付くようになると、古いスリッパやお気に入りのセーターにくっついているのと同じである。
もうひとつの研究では、歯ブラシは単純ヘルペス1型に感染されていた。浴室で見受けられる歯ブラシのように湿度の高い環境に置かれている歯ブラシは7日間最初の感染の半分を保持し続けている。歯ブラシのデザインはウイルスの保持に関係しており、1房ごとにたくさんの毛があり房が多いとよりウイルスを保持します。
犬で行われた歯ブラシの研究では、毎回新しい無菌歯ブラシの使用、微生物を培養した歯ブラシ、同じ歯ブラシで繰り返しブラッシングを比較しました。新しい無菌の歯ブラシは歯肉と粘膜にいくつか傷を作りました。傷の数と大きさは病原微生物のある歯ブラシを培養することで増加した。同じ歯ブラシの繰り返し使用からから最も多く最も強い感染を見つけたことに研究者は驚いた。
人間での研究では、2週間ごとに交換することで炎症の臨床症状において明らかに減少することがわかった。
グラス博士の研究に基づいて健康な患者さんでさえ2週間に1回交換し、疾患を持った患者さんであればよりこまめに交換することを推奨します。病気になった患者さんには、病気のなり始めに時点、最初に良くなってきたと感じる時、再び完全に良くなったと感じる時に歯ブラシを交換することを推奨します。彼は、乾燥した場所で保管し、しばしば交換しなければならない口腔衛生装置の一つであるであり「一生の友達」の一つであるということから歯ブラシのイメージを変えることを推奨しています。

臨床的意義

歯ブラシは2週間ごとに交換すべきである。

参考文献 Glass,R.: The Infectde Toothbrush,The Infected Denture and Transmission of Disease: A Review.The Compendium of Continuing Education in Dentistry 13: 592, 1992.

いけだ歯科
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