キシリトールガムは虫歯発症率を低下させる
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2018.04.16 一覧

Xylitol chewing gums reduce caries rates

キシリトールチューイングガムは虫歯発症率を低下させる

これは、何年も前に公表され今日もまだ引用されている古典的研究です。

虫歯は、生活の質に影響しうる細菌性疾患であり相当な保健医療費を費やす。いろんな形でフッ素の使用が普及しているにもかかわらず虫歯は、驚異的な公衆衛生と経済的負担のままである。

研究者はチューイングガムは唾液を刺激し虫歯の発症を減らす手助けになると提唱している。これは、いくつかのチューイングガムの記述と並べて比較検討された最初の研究である。

中央アメリカにあるベリーズの4年生のうち9つの治療グループを比較した。その研究はベリーズ市にある19の公立学校が含まれ、40か月続いた。
その9つのテストグループは
1. ガムを使用しない対照
2. 1日5回砂糖配合棒ガム
3. 1日5回ソルビトール配合ペレットガム
4. 1日5回45%キシリトール・30%ソルビトール配合ペレットガム
5. 1日5回15%キシリトール・45%ソルビトール配合ペレットガム
6. 1日3回60%キシリトール配合棒ガム
7. 1日5回60%キシリトール棒ガム
8. 1日3回65%キシリトールペレットガム
9. 1日5回65%キシリトールペレットガム

ガムを咬むことは学校でずっと管理されて、週末と休日と休暇の間に指導された。

4人の歯科医師のうちの1人が基本的なもので16、28、40か月で各々のこどもを調べた。砂糖配合のガムは対照群と比較して虫歯がわずかに増加した結果となった。すべてのソルビトールとキシリトールガムは虫歯の予防効果レベルを示した。虫歯予防で最も効果のあったガムは1日5回咬んだキシリトール配合ガムでした。

臨床的意義

キシリトールの最も効果的な虫歯の予防効果を達成するには毎日5回100%キシリトール配合ガムを咬むことを患者さんに促進することである。

参考文献
Makinen,K.,Bennett,C.,Hujoel,P.,Isokangas,P.,Isotupa,K.,Pape,H.,Makinen,P.:Xylitol Chewing Gums and Caries Rates:A 40-Month Study.J Dent Research 74:1904-1913,1995.