こんにちは。豊中（蛍池）の歯医者さん
小児歯科（子供）、妊産婦歯科健診も受診可能な【いけだ歯科】です。

キシリトールの効果に注目が集まっています。虫歯だけでなく歯周病予防にも効果があることがわかってきました。キシリトールは食品ですので摂取に制限はありません。
今回はアメリカ小児歯科学会が認める論文を１題紹介致します。

Health Benefits of Xylitol Recognized by AAPD

アメリカ小児歯科学会によって認められたキシリトールの健康上利点

アメリカ小児歯科学会はキシリトールの虫歯予防効果を認めています。正確な科学的調査に基づいたその政策は虫歯予防のためのキシリトールの使用に関する情報を得ることで歯科の専門家は助かっている。最初のキシリトール政策は2006年に採択され2010年に更新されました。
2010年の更新時の25を加えて、計240の論文では特に虫歯予防のためのキシリトールの使用に関係した検討でした。
歯科におけるキシリトールの利点は1970年にフィンランドで最初に認められました。1975年には、最初のキシリトールチューイングガムが発達しました。トゥルクの砂糖研究は人間において歯垢とキシリトールの関係を示した最初のキシリトールの研究でした。ショ糖で甘くしたガムとキシリトールで甘くしたガムを比較した初期の研究ではショ糖グループに比べてキシリトールグループの方が虫歯の発生率が1/3と報告された。
1995年にキシリトール、ソルビトール、ショ糖の消費の比較を発表した長期間の研究ではキシリトールグループで歯垢スコアと唾液中の細菌数ともに減少したことが明らかとなった。この研究では、キシリトールを１日に4~10gを3~7回に分けて摂取するとかなり効果的であると示している。１日によりたくさん摂取しても効果的ではありませんし3回より少なくても効果的ではありません。
毎日のキシリトール摂取の利点は歯垢形成を減らし、細菌の付着を減らし、エナメル質の脱灰を防止することである。キシリトールガムを噛んでから5年という長期的効果が有効であった。キシリトールは最近、ガム、ミント、チュアブル錠、トローチ、歯磨剤、洗口剤、咳止め、栄養補助食品など様々な形で使用されている。他のキシリトール商品は研究中です。

臨床的意義

アメリカ小児歯科学会は予防戦略の一環としてキシリトールの使用を支持します。

参考文献　AAPD Council on Clinical Affairs. Policy on the use of xylitol in Caries Prevention. Pediatr Dent 33: 6, 42-22, 2010.

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